Peter BONETTI

ピーター・ボネッティ

ピーター・ボネッティのフォト
 フルネームピーター・フィリップ・ボネッティ
 国籍イングランド
 生年月日1941年9月27日
 出身地ロンドン
 ポジションGK
 身長・体重180cm・70kg
 個人タイトルなし
 ワールド杯1966年優勝
1970年ベスト8
所属クラブ
1959-75チェルシー
1975セントルイス・スターズ(米国)
1975-79チェルシー
1979-80ダンディー・ユナイテッド(スコットランド)

ピーター・ボネッティとは「キャット」という異名が示す通り、抜群の俊敏性とアクロバチックなセービングでファンを魅了、イングランド代表ではゴードン・バンクスの影に隠れ活躍は出来なかったが、チェルシーにおいて長期に渡り不動の守護神として君臨した名手である。

少年時代からチェルシーの下部組織で育ち18才まではユースチームでプレーしていたが、トップチームGKの故障からチャンスを掴み1960年4月2日マンチェスター・シティ戦にて1部リーグデビューを飾った。この試合を完封した事で当時チームを指揮したテッド・ドレイクの信頼を勝ち取ると翌シーズンより正守護神に抜擢、以後、この期待に応え素晴らしいファインセーブでチームを牽引し、約20年に渡りチームのゴールマウスを守る事となる。当時は1部リーグと2部リーグを行き来するほどの弱いチームであったが、FAカップ、リーグカップ、そしてカップウィナーズ・カップのタイトルを勝ち取とる事に成功し1967年にはクラブ最優秀選手にも選出されている。途中短期間アメリカへ渡りプレーしたが、帰国後再びチェルシーに復帰し1979年にクラブを離れるまでに通算729試合(リーグ600試合)に出場、これは時を同じくして活躍したロン・ハリスに次ぐ歴代2位のクラブ出場記録となっている。

クラブにおいて絶大な存在感を示し続けたボネッティであったが、代表においては、消し去りたい記録だけが残っている。1966年7月3日デンマーク戦にてデビューを飾るが、この頃の代表正守護神はイングランド歴代最高と名高いゴードン・バンクスが君臨、この壁を乗り越える事は不可能に近く、1966年W杯でも優勝メンバーに名を列ねるが、デビュー間もないボネッティに出場機会がある訳もなかった。しかし、翌1970年W杯において思いもよらぬ形でチャンスが巡ってくる。準々決勝西ドイツ戦直前、バンクスの腹痛により急遽初の大舞台に立ったのだが、この試合2ー0で勝っていた後半途中、ベッケンバウワーの放った何でもないシュートで得点を許し、この後もゼーラーに同点弾、更には延長の末ミュラーに決勝弾を献上し、優勝候補の一角に数えられたイングランドは姿を消す事となったのである。当然、ボネッティは敗戦の戦犯に祭り上げられ、その後代表のピッチに立つ事はなかった。代表キャップはわずかに7試合、時代が違えば世界有数の名声を手に入れていたのは間違いないだろう・・・。

(06/06/18 Created)
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